(街散歩)19-落合川、他

(街散歩)17で猛禽のトビを見かけたことを報告しましたが、6月下旬にツミと遭遇したので掲載します。

いつものように川に向かっている途中の街路樹帯でそれははじまりました。オナガの群れの鳴き声が聞こえ、それが急に大騒ぎにな声に変わりました。すると突然、獲物を掴んだツミが目の前に舞い降りてきました。その後ろからオナガの群れがついて来ます。ツミは何回か場所を移動し、植え込みの根元に潜り込むように場所どりをしました。

舞い降りてきたツミ

ついてきたオナガの群れは上部の枝を飛び移りながら、激しく威嚇の鳴き声を発していました。

オナガの群れ

オナガはさすがにそばには近寄れず、ただ鳴くばかりです。

ツミ

ツミは仲間のオナガが寄ってこないので、獲物の羽根をむしり始めました。私は約10mほど距離を空けていたのですが、ランドセルを背負った少年が近くまで寄って立ち止まったため、さすがのツミもその距離感を嫌って飛び去っていきました。

猛禽のワイルドライフを間近で見ることができて、ラッキーでした。

数日後、買い物帰りにこの場所に行き、いつもは通らない路地に入ったところで、歩道がフンで真っ白になっているところがありました。近寄って上を見上げると3羽のツミがいました。

3羽のツミ

巣から離れた枝に並んで止まっていました。撮影条件が悪いので出直すことにしました。

羽ばたきの練習

巣離れも近いようで羽ばたきの練習をしています。

片足立ちのツミ

撮影ポイントをいろいろと変えて、ようやく邪魔な枝のはいらない角度からの撮影ができました。最初は分からなかったのですが、腹部の黄色は片足です。片方の脚だけで枝に止まっているのです。強く掴む力と、鋭い爪がこの鳥の武器ですから、巣離れの前に鍛えているのかと感心しました。

雨が続いていたので、1週間ほど後に出かけたのですが、彼らの姿は見当たりませんでした。無事、巣立ちをしたよう出会えたら出会えたらうれしいですが、難しいかな。